Pancreatin
パンクレアチンは、膵臓の酵素であるリパーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼを含む製剤で、膵臓から十分に供給されていない酵素を補うものである。これらの酵素は小腸で働き、脂肪、デンプン、タンパク質を分解して吸収できる状態にする。膵酵素の分泌不足によって消化が損なわれ、膨満感、脂肪便、食物の吸収不良といった症状がみられる場合に用いられる。
食物と接して初めて働くため、食事とともに服用される。空腹時に飲まれた酵素はそのまま通過するだけである。葉酸(ビタミンB9)の吸収を妨げるため、長期に用いる場合は葉酸の状態を念頭に置いておくとよい。腸溶性の剤形は、胃酸が露出した酵素を壊してしまうことから、砕いたり噛んだりせずそのまま飲み込まれる。また、制酸薬や胃酸分泌抑制薬はコーティングの溶け方を変える。
治療を続けても脂肪便や水に浮く便、体重減少、腹痛が続く場合、あるいは通常みられない関節痛や排尿困難が現れた場合は、医師の診察を受けること。
参考情報であり、医学的助言ではありません。変更を行う際は必ず医師に相談してください。