リンは血清中の無機リン酸を測定する。骨においてカルシウムと対をなすミネラルであり、ATP、細胞膜、核酸の構成成分でもある。その値は、副甲状腺ホルモンとビタミンDの制御のもとで、食事からの摂取、腸管吸収、腎排泄によって決まる。主に腎機能と骨ミネラル代謝を示す。
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リンの高値は腎クリアランスの低下を反映することが最も多く、さらに副甲状腺組織の機能低下、ビタミンD過剰、あるいは細胞内貯蔵を放出する大規模な細胞崩壊も反映する。低値は、副甲状腺組織の機能亢進、ビタミンD欠乏、吸収不良、慢性的な飲酒、飢餓後の再栄養、リン酸結合性の制酸薬に続いて生じることが最も多い。これらは診断ではなく、検討に値する領域を指し示すものであり、次に何を調べるかは医師が決める。
リンは食後、および糖質やインスリンによる細胞内への移行の後に低下し、軽度の日内リズムを示すため、空腹時の朝の検体が望ましい。溶血は値を偽性に上昇させる。同じパネルに含まれるナトリウム・カリウム・クロールの群とではなく、カルシウム、マグネシウム、アルカリホスファターゼ、ビタミンD、副甲状腺ホルモン、腎機能と併せて読まれる。
基準範囲は成人の一般的な値であり、検査施設、測定法、年齢、性別によって異なります。診断ではなく目安としてご利用のうえ、結果については医師にご相談ください。