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全血球計算

平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)

一般的な基準値: 320–360 g/L

この数値が示すもの

平均赤血球ヘモグロビン濃度は、赤血球1個が総量としてどれだけのヘモグロビンを保持するかではなく、赤血球の容積の中にヘモグロビンがどれだけ密に詰まっているかを示す。ヘモグロビンとヘマトクリットから算出され、ヘモグロビン充填の質を、また間接的に赤血球膜の状態を語る。

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高値・低値の目安

低値は多くの場合、鉄欠乏やサラセミア形質に伴い、これらでは赤血球が小型かつ淡い。真に高値となることはまれで、多くの場合、遺伝性球状赤血球症のように赤血球が膜を失って球状となる病態、あるいは検体中の寒冷凝集素を示唆する。真の変動の幅は狭いため、高い結果はしばしば技術的な要因によるものであり、いずれの方向であっても血算を再検し医師のもとへ持参する理由となる。

結果に影響する要因

脂肪を含む食事の後の乳び血、採血中または採血後の溶血、および寒冷凝集素は、偽高値の典型的な原因であり、この指標はそのため分析装置自身の内部的な品質確認としても用いられる。淡く小型の赤血球と密度の高い赤血球とを併せて区別するヘモグロビン、ヘマトクリット、MCV、MCHと並べて解釈され、均一性についてはRDWと併せて解釈される。

基準範囲は成人の一般的な値であり、検査施設、測定法、年齢、性別によって異なります。診断ではなく目安としてご利用のうえ、結果については医師にご相談ください。