← マーカー一覧に戻る
ホルモン

DHEA-S

この数値が示すもの

DHEA-Sはデヒドロエピアンドロステロンの硫酸抱合型で、ほぼ全量が副腎皮質で産生され、体内でさらにアンドロゲンやエストロゲンへ変換される前駆体のプールとして働く。濃度が安定しており供給源が一つであることから、副腎由来アンドロゲンの産生量を示す指標として用いられる。性腺そのものについてはほとんど語らない。

このマーカーの測定値はまだありません。

高値・低値の目安

DHEA-Sの高値は副腎由来アンドロゲンの産生増加を反映することが最も多く、多嚢胞性卵巣症候群や先天性副腎過形成に伴うことがあり、著しく高い場合には副腎腫瘍に伴うことがある。女性では、ざ瘡、多毛、周期の変化を伴って現れることがある。低値は副腎不全、グルココルチコイドの長期使用、下垂体疾患でよくみられ、また加齢とともに自然に大きく低下する。したがって、ある数値が何を意味するかは年齢と性別によって決まる。これらのどちらの方向を追うかは医師が判断し、一回の測定で決着することはない。

結果に影響する要因

コルチゾールと異なり、DHEA-Sは半減期が長く意味のある日内リズムを持たないため、採血の時刻はほとんど影響しないが、市販のDHEAサプリメントは値を直接上げ、グルココルチコイドは値を抑える。急性疾患は値を下げる。アンドロゲン過剰がどこで生じているかが問題となる場合にはテストステロンと併せて、副腎機能全体が問題となる場合にはコルチゾールと併せて読まれる。

基準範囲は成人の一般的な値であり、検査施設、測定法、年齢、性別によって異なります。診断ではなく目安としてご利用のうえ、結果については医師にご相談ください。