← マーカー一覧に戻る
腎機能

シスタチンC

一般的な基準値: 0.5–1 mg/L

この数値が示すもの

シスタチンCは、ほぼすべての有核細胞から一定の速度で産生され、ほぼ全量が腎臓から除去される小さなタンパク質である。血中濃度は糸球体がどの程度濾過しているかを反映するため、腎臓の濾過機能の指標となる。クレアチニンと異なり筋肉量への依存が小さく、そのためクレアチニンの解釈が難しい場合に有用である。

このマーカーの測定値はまだありません。

高値・低値の目安

高値は多くの場合、急性腎障害あるいは慢性腎臓病による糸球体濾過の低下を示し、甲状腺機能の亢進や副腎皮質ステロイドの使用でも現れることがある。低値は比較的まれで、それ自体の意味は乏しいが、甲状腺機能の低下は結果を低い方へ動かすことがある。濾過が低下し始めるとき、シスタチンCはクレアチニンより早く動く傾向がある。基準範囲外の結果が一度出たことは、それ自体が結論ではなく、再検査を行って医師と相談する理由となる。

結果に影響する要因

甲状腺の状態、全身性の副腎皮質ステロイド、喫煙、肥満、持続する炎症は、腎機能とは独立して値を動かすことがあり、測定法は検査室によって異なるため、再検査は同じ検査室で行うのが望ましい。クレアチニン、尿素窒素、eGFRとあわせて読まれる。eGFRはシスタチンC単独から、あるいはシスタチンCとクレアチニンを組み合わせて算出されることが多いためである。尿酸はプリン体代謝と痛風をより強く示すもので、ここでの関連は緩やかにとどまる。

基準範囲は成人の一般的な値であり、検査施設、測定法、年齢、性別によって異なります。診断ではなく目安としてご利用のうえ、結果については医師にご相談ください。