好塩基球は白血球のなかで最も数が少なく、この検査では全血球計算で数えられた白血球全体に占める割合として報告される。ヒスタミンとヘパリンをもち、アレルギー反応や炎症反応に関与する。その割合はごく小さいため、この百分率が示すのは好塩基球そのものよりも、白血球集団全体のバランスである。
このマーカーの測定値はまだありません。
割合の高値は、アレルギー性疾患や炎症性疾患、慢性の皮膚疾患、甲状腺機能の低下でみられることが最も多い。持続する著明な上昇は骨髄の疾患に伴うことがあり、それ単独で読まれるのではなく、追加の検査で確認される。割合の低値はほとんど意味をもたない。正常値がゼロに極めて近く、低下を確実に測ることができないためであるが、急性感染症、ストレス、副腎皮質ステロイドはこれを抑えることがある。また、百分率はほかの種類の白血球が増減すれば動くため、絶対数のほうが安定した数値である。一度の異常な結果は、再検査を行い医師に相談する理由となる。
直近の感染症、アレルギーの悪化、ストレス、妊娠、副腎皮質ステロイドや抗甲状腺薬は、いずれもこの数値を動かし、結果は測定機器によって、また用手法と自動測定による白血球分画のあいだで異なる。単独ではなく、ほかの白血球分画と好塩基球の絶対数とあわせて読まれ、骨髄の疾患が考慮される場面では、血小板と白血球の全体像をあわせてみることが重要となる。
基準範囲は成人の一般的な値であり、検査施設、測定法、年齢、性別によって異なります。診断ではなく目安としてご利用のうえ、結果については医師にご相談ください。